一昨年の益子まつり会場。
ぽってりした伝統の益子焼や、
若い人たちにも人気の粉引の白い器たち。
たくさんの会場でたくさんの器を堪能したころ、
不思議なテントに出会いました。
手びねりのような味わいのあるお皿やボウルに
さらさらと手描きで描かれた動物やロボットの絵柄。
いくつかのお皿を選ぶのに、
つい、しゃがみこんで、夢中になってしまいました。
お会計をお願いするときに、
「こちらはどなたのテントですか?」とお尋ねすると、
「僕ですよ」と答えてくださったのが寺門さんでした。
saraでは、その時連れてかえったいくつかを
コーヒーのお客さまにちょこっと何かを載せてお出ししていますが、
「この器をぜひ!」というお客さまの声にも後押しされて、
今回、寺門さんの器をお迎えすることになりました。
寺門さん曰く、四国上陸は初めて、だそうです。
ぜひ、寺門ワールドをたくさんの皆さんにご覧いただき、
お気に入りに出会っていただきたく思います。
個展まで、あと1週間となりました。楽しみです。
寺門広気 プロフィール
1967 水戸生まれ
1992 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
1994 同大学院美術研究科彫刻専攻修了
久米桂一郎賞受賞
1999 栃木県益子町に開窯する
2007 サボア・ヴィーブルにて個展