5月の中旬ごろ、
福島から避難してこられたご夫婦がご来店くださいました。
お宅はご無事だったものの、食器はひとつ残らず割れてしまい、
紙皿や紙コップでの毎日だったそうです。
「好きだけど、もう食器は買わないかな」と
小さい花びんをお求めくださいました。
翌日、またご来店くださり、「やっぱり少しだけ欲しくて」と
お気に入りの器を見つけてお求めくださいました。
お茶わんプロジェクトの話をさせていただいたら、
「それは皆さん喜ばれますよ。ほんとうに何もないから。」
何人もの方がご協力くださった「お茶わんプロジェクト」、
石巻市避難所中里小学校にて、無料食器市が開催されたそうです。
お茶わんプロジェクトのサイトにてご覧ください。
その他、各地の避難所や各ご家庭にも
ボランティアの方が、直接届けてくださっているようです。
多くの方々が急いで寄付した義援金が
まだまだ配布されない現状、憂えますが、
今回は、様々な方面からの物資での直接支援は
とても力になっているのではないかな、と思います。